小説の題名は・・・
“珈琲店タレーランの事件簿”」
〜また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を〜
著者は、岡崎琢磨さん。宝島社より出版。
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ここでは、このミステリー小説を読んでいて、
心に直感的に留まった文面をご紹介します。
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まずは冒頭に出てきたのが・・・
こちらの言葉!
良いコーヒーとは、
悪魔のように黒く、
地獄のように熱く、
天使のように純粋で、
そして恋のように甘い。
「シャルル=モーリス・ド タレーラン=ペリゴール」(フランス、1754〜1838)
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そして小説はまず、プロローグから始まるが・・・
間違いない。これぞまさしく、かの至言の中に夢見てきた味。
長らく僕が探し求めてきた、理想とも言うべきコーヒーの味。
やっと、出会えたのだ。
カフェインが思考能力や集中力を高める!!
次に心に留まったのがこちら!
珈琲を「淹れる」(いれる)!!
この場合の淹れる「いれる」の意味は・・・?!
「淹」という語は、現在普通に行われているように、
火からおろしたお湯で、
急須に入れた茶葉を浸してお茶を作ることを指します。
これを・・・コーヒーに当てはめると、
プレス式が近いですが、広義では、ドリップ式でも大丈夫だそうです。
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そもそも、では・・・
タレーラン・・・とは一体?!
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そこで、今回は・・・
この小説の店名の「タレーラン」について少し紹介します。
前回紹介しましたが、
良いコーヒーとは・・・?!
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良いコーヒーとは、
悪魔のように黒く、
地獄のように熱く、
天使のように純粋で、
そして恋のように甘い。
「シャルル=モーリス・ド タレーラン=ペリゴール」
(フランス、1754〜1838)
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このように紹介しました。
つまりこの表現者こそが、シャルル=モーリス・ド タレーラン=ペリゴール
であり、フランスの伯爵である。
フランス革命期、主として外交に辣腕を振るい、
かのナポレオン皇帝も一目置いたとされる偉大な政治家であるとのこと。
食通としても有名だが、彼の残した言葉は、・・・
「理想のコーヒー」を語る上で欠かせない至言として、
公正に語り継がれることとなった。
・・そうです。
タレーランの祖国フランスを含む欧州諸国では、
コーヒーといえばほとんどの場合、
日本で広く飲まれる「ドリップコーヒー」ではなく、
“エスプレッソ”を指すそうです。
少しはこの小説の題名
「“珈琲店タレーランの事件簿”」の、
タレーランがなぜこの小説の喫茶店の名前に
ついているのか理解できたでしょうか・・・?!
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ページ64より・・・
1:コーヒー好きに偽りはないのに・・・
ページ66より・・・
1:<タレーラン>での抽出方法はネルドロップ!
2:コスタリカ・・・スペシャルティコーヒーの産地として有名。
ページ78より・・・
1:「きみの淹れるコーヒーは世界一だ。俺は虜になってしまった」
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“珈琲店タレーランの事件簿”「ブラックコーヒー」の真相は?!・・・
“珈琲店タレーランの事件簿”
さて今回はこちらの文面・・・?!
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ページ95より・・・
あの日バリスタが教えてくれた「ブラックコーヒー」の真相は?!・・・
日本ではブラックコーヒーといえば、
砂糖もミルクも加えられていない、ストレートコーヒーを指す場合が多い。
ところがアメリカを含む外国では、
コーヒー色がブラックであること、すなわちミルクの有無をあらわすのだ。
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ページ96より・・・
ベトナムはブラジルについで世界第二位のコーヒー生産量を誇る国である。
ロブスタ種が多く、そのままでは苦いので、
練乳を加え甘くして飲むのが一般的なスタイルとして浸透している。
これをベトナムコーヒー、
または、練乳を加えないものとの区別するために、ホワイトコーヒーと呼ぶ。
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2013年1月も最後の週に・・・さあて、
“珈琲店タレーランの事件簿”
今回の文面はこちらのを・・・?!
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ページ104より・・・
「確か送り火の日でしたよね。前にここにいらしたのは」
・・・
送り火とは、葵祭・祇園祭・時代祭とともに京都四大行事と称される、
五山送り火のことである。
・・・京都の夏の風物詩だ。
ページ106より・・・
「どういうこともない話ですがね、一期一会ということで、しばしお付き合いをー」
ページ167より・・・
《タレーラン》のアイスコーヒーは水出しといって、ウオータードリッパー!
上部に水、中部に豆、そして下部にサーバーをセットする、縦に長いガラス製の器具だ。
ーを使い、一滴ずつ何時間もかけて抽出する方法を採用している。
苦味の強い豆でも美味しく飲めるように考案された方法と言われ、
加熱せずに抽出することで、苦味を抑えつつコクを引き出せるうえ、
抽出したコーヒーは酸化しにくいので保存も利く。
加熱して飲んでも良いが、そのままアイスで飲まれることが多い。
ページ200より・・・
京都には、《おばんざい》なる料理のジャンルがある。
言ってしまえば惣菜のことなのだが、出汁などを用いて薄く味付けされた、
質素にしてヘルシーな傾向をもつおばんざいは、
一般的にイメージされる惣菜とは一線を画しており、
歴史ある京都ならではの風情を感じられる。
本来は家庭料理であるこれらおばんざいだが、なかなかどうして
酒のおつまみにもうってつけで、日本三大銘釀地として名高い伏見の日本酒が進む、進む。
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“珈琲店タレーランの事件簿”「彼女の淹れるコーヒーが僕は大好きなんです。」
ミステリー小説“珈琲店タレーランの事件簿”
「今回の気になった記事の一部がこちら・・・」
ページ231より・・・
「彼女の淹れるコーヒーが、僕は大好きなんです。
その味の秘密を知りたくて、お近づきになったようなものです。
僕はあの味が変わることのないようにと願っているし、
そのためなら、自分に出来ることはなんでもしたい。
繊細な味覚というのはきっと、穏やかで安定した精神があってこそだと思うから」
ページ247、248より・・・
「美星さんは、世界三大コーヒーというのをご存知ですか」
・・・・・・・・
「はい。ブルーマウンテン、キリマンジャロ、コナですね」
あぁ確かにそれらのコーヒー豆は、世界三大コーヒーと称される。
ブルーマウンテンは、ジャマイカのブルーマウンテン山脈高地にて栽培される高級ブランドで、
とりわけ日本で人気が高い。・・・・・・
キリマンジャロは元々、タンザニアのキリマンジャロ山域で算出されるコーヒー豆を指すブランドであったが、
現在は幅広くタンザニア産コーヒー豆の総称となっている。・・・・・・・
そしてコナはハワイ島原産のコーヒー豆、こちらも高級品だ。
ハワイコナという名称からやはり、一人の人物を・・・・・・
最もそれはあの日以来、彼女の前では禁句であるが。
ページ257より・・・
「さすが本職のバリスタ、回答によどみがない。
でもね、美星さん、僕が想像していたのはそっちじゃなくて、世界三大《幻の》コーヒーなんです」
「というと、インドネシアのコピ・ルアク、別名イタチコーヒーと、
アフリカのモンキーコーヒー、そしてベトナムのタヌキコーヒーですか」
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珈琲店タレーランの事件簿 !また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を・・・
ミステリー小説“珈琲店タレーランの事件簿”
コーヒーの描写・うんちくに・・・
心を掴まれた小説の一つ・・・?!
物語の随所にコーヒーの淹れ方やうんちくが出てきます。
コーヒー好きには勉強にもなる一冊です。
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今回はこちらのページが心を掴まれた部分。
ページ282〜283より・・・
この期に及んでまた猿か。
「もう心配は無用ですとのお言葉、そっくりそのままお返しいたします。_
クマちゃんに爪痕をつけた犯人がわかりました。この猿珈琲のおかげで」
ミルを掲げるバリスタに思わず問いただす。「猿珈琲?ミルではなくて?」
はい。アオヤマさん、《タレーラン》で世界三大コーヒーの話をされましたね」
「《幻の》、のほうですね。コピ・ルアク、モンキーコーヒー、そしてタヌキコーヒー」
「モンキーコーヒーはその名のとおり、さるの糞から豆を取り出します。
ではイタチコーヒーや、タヌキコーヒーは、どんな動物の糞から作られるかご存知ですか」
「もちろんですとも。あれはどちらも、ジャコウネコという動物だったはずです」
ジャコウネコとは、アジアの熱帯・亜熱帯地域などに広く分布する、
哺乳網食肉目ジャコウネコ科の生物である。
名前から誤解を受けやすいが、いわゆるネコ科の動物とは異なり、
日本国内に生息する動物では、唯一ジャコウネコ科に属するハクビシンがもっとも近縁種と言えるだろう。
コピ・ルアクが現地語で《コーヒー・ジャコウネコ》を意味するのに対し、
イタチk−ヒーやタヌキコーヒーといった呼称は、
アメリカ国内で流通した際の英語名Weasel Coffeeからきている。
当然ながらイタチやタヌキとジャコウネコは全く別の生き物であるにもかかわらず、
不要な混同を招いてしまうこれらの呼称が、そのまま定着してしまった。
ページ292より・・・
あの日バリスタの挽いた豆を用いて淹れた猿珈琲からは、バニラのような甘い香りがほんのり漂った。
希少であるのになぜか味覚が親しみを感じるそれは、
タレーラン伯爵の名句がほどよく重なるような具合で、少しの甘さを少しの感情になぞらえて、
僕は胃や胸のあたりを熱くした。
切間美星との別れを決意したのは、その熱ささえまだ冷めやらない、冬の日のことだった。
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珈琲店タレーランの事件簿!ただし、一つお願いがある。
ミステリ小説“珈琲店タレーランの事件簿”
・・・も、
いよいよプロローグに・・・近づいてきました。
今回は最後に心に留まった記事を紹介します。
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ページ309より・・・
「ただし、一つお願いがある。もう一店だけ、あの喫茶店へ行かせてほしい。
話しただろう、僕は彼女の淹れるコーヒーが大好きなんだ。
最後にそれを飲み、あの味を舌に刻むことができたら、思い残すことは何もない」
武士の情けを、ということか。
ページ313より・・・
空を切って、掲げた拳が振り下ろされる。
ページ316より・・・
エスプレッソとドリップコーヒー、別物であることを知っていながら、
僕は目の前のコーヒーをかの至言に従って一つずつ確かめていく。
_ _ _
一口、これまでのどのテイステイングの時よりも味覚を研ぎ澄まし、
無心で見定める。_ _ _
ページ319より・・・
「・・・盗む、ですか。確かに盗んでみたかった。そうすれば、わざわざ《タレーラン》へ来なくても、
好きなだけあのコーヒーが飲めるのですからね」
ページ345より・・・
「〈青野大和さん、
守ってくれてありがとう。
いつかまたお会いできたなら、
そのときは、あなたの淹れた珈琲を、
きっと私にも飲ませてくださいね。
いつまでもその日を待っていますから。
切間美星(きりまみほし) )」![]()
以上でこの小説の中で心に留まった記事の文面の紹介を終わります。
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